トラウマによって切り離されるつながり
これまでの学びと自身の経験から発達性PTSD、複雑性PTSD、逆境的小児期体験者は、
- 身体とのつながり
- 感情とのつながり
- 自分自身とのつながり
- 人とのつながり
- 安心・安全とのつながり
- 「今、現在」とのつながり
から切り離されてしまいます。
でも、それは自分の好きでそうなってたり、選択してそうなっている訳ではありません。
昔アナタが生きるために必要だった。
サバイバルするために特化させられた、ある種の結果なのです。
トラウマが私たちに与える影響
ポリヴェーガル 理論で説明されている神経系(クリックして内容を表示)
過覚醒になって起こる闘争逃走反応
低覚醒になって起こる凍りつきや解離


パニック、不安、怒り、攻撃性などが現れ、呼吸や心拍数が急上昇します。

背側迷走神経が活性化すると、シャットダウンや解離、絶望感などが起こり、呼吸や心拍数が低下します。
免疫系(クリックして内容を表示)
逆境的小児期体験のサバイバーで多い自己免疫疾患
内分泌系(クリックして内容を表示)
ストレスに反応して、本来は分泌されるはずの抗炎症作用を有するコルチゾールが低値を示す。
脳(クリックして内容を表示)
扁桃体が肥大化し、脳内で危険アラートが出やすくなります。それと同時に、アラートがオフになりにくい側面もあります。
アラートが出続けている間は、思考を司る前頭前皮質にシグナルがいかない。
海馬が萎縮して記憶の整理されず、過去と現在の判別がつかなくなりやすい。
そのため1つの心理療法で、全てをカバーすることは出来ないため、
世界中には何百もの療法が存在しています。
今回は、その中で海外から入ってきて略字が多く療法を知らない人は???
となってしまうであろう心理療法を中心に、少しでも助けになる(可能性がある)ものをまとめてみました。
リストには、現段階で効果が論文という形で発表されていないものも含まれております。
これまで当事者として、ワラをも掴む思いで色々なアプローチを試してきました。
「エビデンスはあったとしても、受ける人に合っていないために、症状が悪化してしまうケース」も実際にエビデンスベースの治療を受けたことがある人たちから聞くこともありました。
なので、このリストはご自身で今何が必要だろうかと気づくきっかけにしていただければと思っております。
まだ多くの人はカウンセリングにさえ行けば、トラウマを癒すことができると思っていらっしゃるかも知れません。
勿論、今の状態やタイミング的な問題もありますが、以下の図に示すように様々なアプローチを取り入れ、それこそ「自分を新たにはぐくみ直す」くらいの気持ちで取り組むことが必要なのがリアルの回復だと自身の経験から感じています。
私の場合
- トークセラピー
- TFTタッピング
- RTTなどの催眠療法
- ボトムアップアプローチを取り入れたセルフケア
- パーツワーク(IFS、自我状態療法)
- アレンジした神田橋処方(桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ)+ビタメジンB50) を試す
- ボトムアップアプローチを専門家にしてもらう(SE、クラニオセイクラルセラピー)
- 栄養状態を改善するために、プロテイン、鉄、亜鉛、バイオアクティブコンプリート Bコンプレックスを摂取
- 睡眠改善のために 神門(両手首)にピップエレキバンをずっと貼っておく
- 思考を落ち着かせるために印堂(目と目の間)に火を使わないお灸を貼る
- 夜リラックスするために、グリシン酸マグネシウム 350mgを摂取
などを試したり、取り入れたりしてきました。
一例として私の例を挙げましたが、
最終的には、アナタの直感であったり、体感覚を優先させていただき、今の自分に何が必要で何が合っているのか長い目で確認していただくことが何よりも大切です。
心理療法一覧
こちらのリストは未完成です。
今後順次リストに追加及び改訂していくつもりです。
(2025年8月5日時点 56の療法を掲載)
私の中で正確な情報を伝えたいという思いがあり、
各々のトレーニングを実際に受けられた先生方のご指摘及び、
こんな療法もありますよという場合は、
是非こちらの方にメッセージをいただけると非常に助かります。
A
ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)
Acceptance and Commitment Therapy
創始者:Steven C. Hayes, PhD
創始年代:1980年代後半〜1990年代初頭
概要:苦痛な体験を回避せず受容し、人生の目的や価値に基づく行動を促進する現代的認知行動療法
AEDP (加速化体験力動療法) 【複雑性PTSD】
Accelerated Experiential Dynamic Psychotherapy
創始者:Diana Fosha, PhD
創始年:1990年代後半
概要:愛着と感情に焦点を当てた統合的な心理療法で、肯定的な関係性の中で抑圧された感情を体験・統合し、心の回復力を引き出す
詳しく知りたい場合はクリック✅
セラピスト名簿(リンク)
🇯🇵:AEDP™心理療法とは (AEDP™ JAPAN)
🇬🇧:About AEDP™ Psychotherapy (AEDP™ Institute)
本 – 当事者向け
本 – 専門家向け
アレクサンダー・テクニーク
Alexander technique
創始者: Fredrick Matthias Alexander
創始年代:1890年代
概要:アレクサンダー・テクニークは、無意識の身体の使い方の癖に気づき、姿勢や動作の質を改善する教育的アプローチです。身体の過剰な緊張を手放し、自然で調和の取れた動きを取り戻すことで、心身の負担を軽減します。
AF-CBT(家族のための代替案:認知行動療法)
Alternatives for Families:A Cognitive-Behavioral Therapy
創始者:David J. Kolko, PhD
創始年代:1990年代
概要:虐待的または高葛藤な家族関係において、親子双方に対して行動調整・感情調整・認知再構成を行う統合的アプローチです。暴力や怒りの連鎖を断ち、より健全な家族関係の構築を目指します。
カテゴリー:子ども、子どもと保護者を対象とした療法
詳しく知りたい場合はクリック✅
🇯🇵:AF-CBTとは(AF-CBT Japan)
アートセラピー
Art Therapy
創始者:アメリカでは Margaret Naumburg、イギリスでは Adrian Hillが先駆者とされる。
創始年代:1940年代(アメリカ・イギリスで独立に発展)
概要:言葉にしづらい感情や記憶を、絵画・粘土・コラージュなどの芸術表現を通じて外在化し、癒しや気づきを促す心理療法。作品の上手さではなく、表現するプロセス自体に治癒力があるとされる。
B
BCT (ボディコネクトセラピー)
Body Connect Therapy
創始者:藤本昌樹先生
創始年:2020年
概要:身体の声に耳を傾ける対話的アプローチ。軽いタッチで自律神経の調整を促し、感情の解放や神経の再統合を目指す新しいボディワーク。
BSP(ブレインスポッティング)【トラウマ】
Brainspotting
創始者:David Grand, PhD
創始年:2003年
概要:BSPは、視線の位置を手がかりに脳と身体の深層にアクセスし、トラウマや感情の解放を促す神経生理学的アプローチのセラピー
C
CBT(認知行動療法)
Cognitive Behavioral Therapy
創始者:Aaron T. Beck, MD, PhD
創始年代:1960年代
概要:否定的思考パターンを認識し、行動の変化を通じてストレスや不安の軽減を目指す実践的アプローチ
CFT(コンパッション・フォーカスト・セラピー)【PTSD、うつ病】
Compassion Focused Therapy
創始者:Paul Gilbert, PhD
創始年代:2000年代初頭
概要:自己への思いやりを高めることで、恐れや自己批判に働きかけ、うつや不安、トラウマなどの苦痛を軽減する認知行動療法
CI(コンパッショネート・インクワイアリー)
Compassionate Inquiry
創始者:Gabor Maté, MD
創始年代:2010年代後半
概要:クライアントが自分の内面に隠された信念や感情の根源に優しく気づけるよう導く、トラウマインフォームドな対話法。身体感覚・非言語的サインを重視し、幼少期の傷や条件づけを解きほぐす。
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🇬🇧:The Approach (Compassionate Inquiry)
CPT(認知処理療法)【PTSD】
Cognitive Processing Therapy
創始者:Patricia Resick, PhD
創始年:1988年
概要:書く・話すを通じてトラウマ体験を処理し、思考と感情の再整理を図る構造化された心理療法
クラニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)
Craniosacral Therapy
創始者: John E. Upledger, DO, OMM
創始年代:1970年代後半~1980年代初頭
概要:繊細な手技で脳脊髄液の流れを整え、自律神経や免疫系の機能向上を支援する自然療法。
CRM (コミュニティ・レジリエンシー・モデル / コレモ)
Community Resiliency Model
創始者:Elaine Miller-Karas, LCSW
創始年代:
概要:自律神経の仕組みに基づいたセルフケアと対人支援手法
詳しく知りたい場合はクリック✅
🇯🇵:コレモ(コレモ・ジャパン)
🇬🇧:The Community Model (TRAUMA RESOURCE INSTITUTE)
CRM (総括的リソースモデル)【複雑性PTSD、解離性障害】
Comprehensive Resource Model
創始者:Lisa Schwarz, M.Ed.
概要:CRMは、安全感を感じながらトラウマ記憶に触れることを可能にするアプローチで、神経系と記憶処理を統合的にサポート
詳しく知りたい場合はクリック✅
🇯🇵:CRM総括的リソースモデル (国際メンタルフィットネス研究所)
🇬🇧:About the Comprehensive Resource Model (Lisa Schwarz)
D
DARe(ダイナミック愛着修正体験療法)
Dynamic Attachment Re-patterning Experience
創始者:Diane Poole Heller, PhD
創始年代:2000年代前半
概要:過去の愛着トラウマに働きかけ、安全な絆を再体験することで、神経系と感情の回復を促す体験的療法
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プラクティショナーリスト(リンク)
🇯🇵:DAEe Japan
🇬🇧:Learn DARe approach, Free attachment styles quiz (Trauma Solutions)
DBT (弁証法的行動療法)
Dialectical Behavior Therapy
創始者:Marsha M. Linehan, PhD
創始年代:1990年代前半
概要:弁証法と行動療法を統合したアプローチ。特に境界性パーソナリティ障害などの感情不安定に効果的。
詳しく知りたい場合はクリック✅
本ー専門家向け
DBR 【PTSD、発達性トラウマ】
Deep Brain Reorientaing
創始者:Frank Corrigan, MD
創始年:2011年頃
概要:DBRは、外傷記憶に伴う深層脳反応(脳幹レベルの防衛反応)に直接アプローチし、最も初期の衝撃感覚や方向感覚の変化を安全に処理する心理療法。ゆっくりとした追体験を通じて、身体感覚と感情を統合し、持続的な癒しを促す。
詳しく知りたい場合はクリック✅
🇯🇵:ディープ・ブレイン・リオリエンテーションの概要
🇬🇧:Deep Brain Reorienting (DBR)®is a trauma psychotherapy(Deep Brain Reorienting)
E
EFT (エモーション・フォーカスト・セラピー/感情焦点化療法)
Emotion-Focused Therapy
創始者:Les Greenberg, PhD
創始年代:1980年代初頭
概要:感情に焦点を当て、癒しと自己変容を促す体験的心理療法。感情を手がかりにして内的気づきと意味づけを深める。
詳しく知りたい場合はクリック✅
🇯🇵:私たちのアプローチ (エモーション・フォーカスト・セラピー研究所)
EFT
Emotionally Focused Therapy
創始者:Sue Johnson, Ed.D
創始年代:1980年代中盤
概要:愛着理論に基づき、感情を通してパートナー間の結びつきを修復し、安全で安定した絆を再構築するカップル療法
EFT(感情開放テクニック)
Emotional Freedom Technique
創始者:Gary Craig
創始年代:1995年
概要:EFTは、ツボ(経絡)をタッピングしながら、現在の感情や信念に言葉で働きかけることで、心身の不調を整える自己調整法です。エネルギー心理学に属し、感情の滞りを解放することでストレスの軽減や行動変容を促します。
カテゴリー:タッピング
EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)【PTSD】
Eye Movement Desensitization and Reprocessing
創始者:Francine Shapiro, Ph.D.
概要:EMDRは、トラウマ記憶に意識を向けながら眼球を左右に動かすことで、心の整理と回復を促す心理療法
詳しく知りたい場合はクリック✅
EMDR治療者リスト(リンク)
🇯🇵:EMDRとは(日本EMDR学会)
🇬🇧:About EMDR Therapy (EMDRIA EMDR International Association)
本 – 専門家向け
EP (エネルギー心理学)【PTSD】
Energy Psychology
創始者:Roger Callahan, PhD
創始年代:1980年代初め
概要:エネルギー心理学は、認知的アプローチと身体技法を統合し、経絡やチャクラなどの生体エネルギーに働きかけてストレスやトラウマを迅速に軽減する実証済みの手法群です。自己調整を促し、他療法とも統合しやすく、多様な変容を支援
詳しく知りたい場合はクリック✅
🇬🇧:What is Energy Psychology?(Association for Comprehensive Energy Psychology)
自我状態療法 【トラウマ】
EST: Ego State Therapy
創始者:Helen H. Watkins, John G. Watkins
創始年代:1950年代
概要:自我状態療法は、心の中にあるさまざまな「パーツ(自我状態)」に働きかけ、対話や統合を通してトラウマや葛藤を癒す心理療法
カテゴリー:パーツワーク
詳しく知りたい場合はクリック✅
国際認定セラピスト(リンク)
🇯🇵:自我状態療法(一般社団法人 Ego State Therapy Japan)
🇬🇧:What is Ego State Therapy? (Ego State Therapy International)
本 – 専門家向け
F
ファミリー・コンステレーション
Family constellations
創始者:Bert Hellinger
創始年代:1990年代半ば
概要:家族や世代間に潜む無意識の力学を可視化し、癒しや調和を促す集団ワーク。参加者が「代理人」として家族や関係者の役を担い、空間配置や身体感覚を通して隠れた絆や葛藤を浮かび上がらせる。
詳しく知りたい場合はクリック✅
🇯🇵:ファミリー・コンステレーションとは (コンステレーションズ・ジャパン)
フェルデンクライス
Feldenkrais method
創始者:Moshé Pinchas Feldenkrais, PhD
創始年代:1940年代(体系化は1950〜60年代)
概要:フェルデンクライス・メソッドは、ゆるやかで注意深い動きを通して、神経系に働きかけ、動作や姿勢、感情のパターンを再教育する身体学習法です。身体の自己認識を高め、無意識の緊張や痛みを減らすことを目的とします。
G
H
ハコミセラピー
Hakomi
創始者:Ron Kurtz
概要:ハコミセラピーは、「今ここ」に注意を向け、身体と心の反応を観察しながら、過去の信念や感情を癒していく体験的セラピー
詳しく知りたい場合はクリック✅
トレーナー&セラピスト(リンク)
🇯🇵:ハコミセラピーとは (日本ハコミ研究所)
🇬🇧:The Hakomi Institute (HAKOMI INSTITUTE)
本 – 専門家向け
ホログラフィートーク
Holography Talk
創始者:嶺輝子先生
創始年代:2000年代後半
概要:音と声を使って潜在意識に働きかけ、神経系に溜まった緊張や感情のブロックを優しく解放し、心身のバランスを整えるセラピー
I
IFS(内的家族システム療法)【複雑性PTSD】
Internal Family Systems
創始者:Richard C. Schwartz, PhD
創始年代:1980年代初め
概要:IFSは、私たちの内面にいる多様なパーツたちに寄り添い理解をすることで、安心と自己受容を育て、内なる葛藤や傷ついた部分を癒す心理療法
カテゴリー:パーツワーク
詳しく知りたい場合はクリック✅
🩵 IFSのオフィシャルトレーニング修了者一覧(リンク)
🇯🇵:IFSとは? (IFS 内的家族システム情報サイト)
🇬🇧:About us (IFS Institute)
本 – 当事者向け
- がんばることをやめられない コントロールできない感情と「トラウマ」の関係– 2023/10/2
- 【アメリカ発最新】 心の傷の仕組みを知り 自分をはぐくむ: 生きづらさを癒し、自分とお友達になる – 2022/11/16
- 私の中に住む人たち: IFS(内的家族システム)へのお誘い – 2021/9/8
- We All Have Parts: An Illustrated Guide to Healing Trauma with Internal Family Systems – 2021/9/6
- No Bad Parts: Healing Trauma and Restoring Wholeness with the Internal Family Systems Model – 2021/7/6 (オーディブルがオススメ)
- Freedom from Your Inner Critic: A Self-Therapy Approach – 2013/9/1
本、論文 – 専門家向け
- カップルセラピーのための内的家族システム療法マニュアル―トラウマを超え真のパートナーシップを創造するIFIOアプローチ – 2023/12/7
- ソマティックIFSセラピー―実践における気づき・呼吸・共鳴・ムーブメント・タッチ – 2022/1/14
- 内的家族システム療法スキルトレーニングマニュアル―不安,抑うつ,PTSD,薬物乱用へのトラウマ・インフォームド・ケア – 2021/8/10
- Internal Family Systems Therapy for Shame and Guilt – 2023/7/20
- The Others Within Us: Internal Family Systems, Porous Mind, and Spirit Possession – 2023/4/1
- Trauma and Dissociation Informed Internal Family Systems: How to Successfully Treat C-PTSD, and Dissociative Disorders – 2023/1/8
- Transcending Trauma: Healing Complex PTSD with Internal Family Systems – 2021/5/5
- A Randomized Controlled Trial of an Internal Family Systems-based Psychotherapeutic Intervention on Outcomes in Rheumatoid Arthritis: A Proof-of-Concept Study (The Journal of Rheumatology November 2013, 40 (11) 1831-1841)
IPT(対人関係療法)
Interpersonal psychotherapy
創始者:Gerald L. Klerman, MD, Myrna Weissman, PhD
創始年: 1969
概要:IPTは、うつ病を中心とした感情障害に対し、対人関係の問題(喪失、役割の変化、対人対立、対人スキルの欠如)に焦点を当てて改善を図る短期療法です。症状を「病気」として扱い、対人関係の調整を通じて症状の軽減を目指します。
ISP
Integral Somatic Psychology
創始者:Raja Selvam, PhD
創始年代:2010年代
概要:ISPは、身体に感情を広げることで、感情処理能力(情動耐性)を高め、深層のトラウマ解放を促す身体心理療法です。ユング心理学、身体心理学、エネルギー心理学、東洋思想を統合し、心と身体を多次元的に扱います。
詳しく知りたい場合はクリック✅
🇯🇵:Integral Somatic Psychology入門ビデオ (Raja Selvam)
🇬🇧:What is Integral Somatic Psychology?(Integral Somatic Psychology, LLC)
J
K
キネシオロジー
Kinesiology
創始者: George Goodheart
創始年代:1960年代前半
概要:筋肉反射テストを用いて、身体・感情・エネルギーの状態を評価し、回復をサポートする統合的アプローチ
L
M
MBSR(マインドフルネスストレス低減法)
Mindfulness Based Stress Reduction
創始者:Jon Kabat-Zinn, PhD
創始年代:1979年
概要:マインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)は、仏教の瞑想技法をベースにしつつ、宗教色を排した8週間のプログラムです。ストレス、痛み、慢性疾患の緩和を目的に、呼吸への注意、ボディスキャン、ヨガなどを通じて現在の瞬間への気づきを育てます。
カテゴリー:マインドフルネス
詳しく知りたい場合はクリック✅
🇯🇵:MBSR とは何か?(International Mindfulness Center JAPAN)
森田療法
創始者:森田正馬先生
創始年:1919年
概要:不安や症状を排除せずに受け入れ、「あるがまま」に生きる態度を育てることで、神経症や自律神経の不調に働きかける療法
詳しく知りたい場合はクリック✅
🇯🇵:森田療法とは(東京慈恵会医科大学 森田療法センター)
MSC(マインドフル ・セルフ・コンパッション)
Mindful Self-Compassion
創始者:Christopher Germer, PhD, Kristin Neff, PhD,
創始年代:2010年
概要:マインドフル・セルフ・コンパッション(MSC)は、マインドフルネスと自己への思いやりを育む8週間のプログラムです。痛みや困難に直面した際に、自分を責めるのではなく、親しい友人に接するように優しく接する態度を養います。
カテゴリー:マインドフルネス
詳しく知りたい場合はクリック✅
🇯🇵:MSCとは (MSC (Mindful Self-Compassion)Japan)
🇬🇧:What is Self-Compassion (Center for Mindful Self-Compassion)
本 – 当事者向け
本 ー 専門家向け
音楽療法
Music therapy
創始者:特定の一人の創始者はいない。1940〜50年代にアメリカやヨーロッパで臨床的に体系化された。代表的貢献者に E. Thayer Gaston(米国音楽療法の父)など。
創始年代:1940年代(米国で臨床導入)、1950年に米国音楽療法協会(NAMT)設立
概要:音楽を用いて心身の健康や機能の回復・維持を目指す療法。歌唱、演奏、即興、作曲、聴取などを通じて感情表現や身体的反応を促し、発達障害、うつ病、認知症など幅広く対応。
N
NARM (神経・感情・関係性モデル)
NeuroAffective Relational Model (LINK)
創始者:Laurence Heller, PhD
創始年代:2010年頃
概要:発達性トラウマに焦点を当て、自己のアイデンティティと身体感覚への気づきを通じ、愛着の傷を癒す統合的アプローチ
NET (ナラティヴ・エクスポージャー・セラピー)
Narrative Exposure Therapy
創始者:Maggie Schauer, Frank Neuner, Thomas Elbert
創始年:2002年
概要:トラウマ体験を物語として語ることで、断片化された記憶を統合と意味づけをし、心的外傷からの回復を促す療法
Neurofeedback (ニューロフィードバック)
もしくは、
EEG (electroencephalogram) biofeedback
創始者:Barry Sterman, PhD
創始年代:1960年代後半〜1970年代初頭
概要:ニューロフィードバックは、脳波(EEG)をリアルタイムで視覚・聴覚的にフィードバックし、望ましい脳活動パターンを学習・強化する神経行動療法です。脳の自己調整能力を高め、注意力や情緒の安定を促します。
詳しく知りたい場合はクリック✅
🇯🇵:ニューロフィードバックとは(臨床ニューロフィードバック協会)
🇬🇧:Neurofeedback (Psychology Today)
O
オープンダイアログ
Open Dialogue
創始者: Jaakko Seikkulaほか、フィンランド・ケロプダス病院チーム
創始年: 1980年代後半
概要:フィンランドで生まれた対話中心のアプローチです。精神的危機に陥った人を「家族・関係性・地域社会」の文脈で理解し、関係者全員との継続的な対話によって回復を促します。薬物に頼らず、人間関係を中心に治癒を目指します。
P
PCIT(親子相互交流療法)
Parent Child Interaction Therapy
創始者:Sheira Eyberg, PhD
創始年代:1970年代
概要:PCITは、2〜7歳の子どもとその親を対象に、遊びを通じて親子関係を強化し、問題行動の改善を目指す行動療法です。親はセラピストからリアルタイムのコーチングを受けながら、肯定的な関わり方と効果的なしつけを学びます。
カテゴリー:子ども、子どもと保護者を対象とした療法
詳しく知りたい場合はクリック✅
PCIT International認定セラピスト/トレーナー(リンク)
🇯🇵:PCITについて(PCIT-Japan)
🇬🇧:What is Parent-Child Interaction Therapy (PCIT)? (PCIT International)
本 – 当事者向け
プレイセラピー
Play Therapy
創始者:厳密な単一の創始者は不在。
初期の発展に寄与した人物はAnna Freud、Virginia Axline
創始年代:1900年代初頭〜中頃
(Axlineによる非指示的プレイセラピーは1940年代)
概要:プレイセラピーは、言葉での表現が難しい子どもが遊びを通じて感情や体験を表現し、治癒と成長を促す心理療法です。遊びは子どもの「言語」であり、セラピストはその表現を理解し、共感的に関わることで安心感と自己理解を育てます。
カテゴリー:子ども、子どもと保護者を対象とした療法
詳しく知りたい場合はクリック✅
🇯🇵:当会について(日本プレイセラピー協会)
PE(持続エクスポージャー療法)
Prolonged Exposure Therapy
創始者:Edna B. Foa, PhD
創始年代:1980年代前半
概要:トラウマ記憶に段階的に直面し、回避行動を減らして恐怖反応の軽減を図る治療法
注意:PE(曝露療法)の効果を調べる研究では、自殺を考えている人、依存症のある人、入院した経験のある人、性格に深い問題を抱える人や解離症状のある人は対象から外されています。
詳しく知りたい場合はクリック✅
🇯🇵:PTSDとPE (PE Japan)
🇬🇧:Prolonged Exposure (PE) for PTSD (U.S. Department of Veterans Affairs)
本 – 当事者向け
Q
R
rTMS (反復性経頭蓋磁気刺激)【うつ病】
repetitive Transcranial Magnetic Stimulation
創始者:Anthony T. Barker, PhD
創始年代:1985年(初のTMS装置開発)、1990年代に反復刺激(rTMS)として臨床応用が進展
概要:rTMSは、頭皮上から磁気パルスを脳に送る非侵襲的な治療法です。特にうつ病などにおいて、脳の特定部位の活動を調整・活性化することを目的とします。薬物治療が効かないケースにも効果が期待されています。
RTT
Rapid Transformational Therapy
創始者:Marisa Peer
創始年代:2010年代中頃
概要:RTTは催眠療法、認知行動療法(CBT)、神経言語プログラミング(NLP)を統合したアプローチで、潜在意識に働きかけ、根本的な信念や思い込みを短期間で書き換えることを目指します。1〜3回のセッションで変容を促すことが特徴です。
カテゴリー:催眠療法
詳しく知りたい場合はクリック✅
🇬🇧:What is Rapid Transformational Therapy®? ( RTT®)(More Than Enough Limited)
S
スキーマ療法 【複雑性PTSD】
Schema Therapy
創始者:Jeffrey E. Young, PhD
創始年代:1990年代前半
概要:幼少期の体験から形成された「スキーマ」に働きかけ、認知・感情・行動の変化を促す統合的心理療法
詳しく知りたい場合はクリック✅
本 – 当事者向け
SE(ソマティック・エクスペリエンス)【PTSD】
Somatic Experiencing
創始者:Peter A. Levine, PhD
創始年代:1970年代後半〜1980年代初頭
概要:SEは、身体の“今ここ”の感覚を丁寧に感じることで、トラウマや緊張を無理なく解放し、心身のバランスを取り戻す療法
カテゴリー:ボトムアップ
詳しく知りたい場合はクリック✅
SE™プラクティショナー(SEP)をさがす(リンク)
🇯🇵:SE™療法(Somatic Experiencing®)とは(SE™ Japan)
🇬🇧:ABOUT US(Somatic Experiencing® International)
本 – 当事者向け
本 – 専門家向け
SET
Simple Energy Techniques
創始者:Steve Wells、David Lake
創始年代:2000年代初頭
概要:SETは、複雑な言語的アプローチを使わず、感情に対して身体的に「ツボをタッピングする」ことだけに集中する、シンプルで自己実践しやすいエネルギー療法です。EFTから派生し、感情の自然な解放と自己調整を促します。
カテゴリー:タッピング
詳しく知りたい場合はクリック✅
🇬🇧:What Is SET? (EFTDownUnder.com)
Somatic Stress Release
創始者:Dr. Scott Lyons
創始年代:2010年代後半
概要:Somatic Stress Releaseは、身体感覚に意識を向けながら、自律神経の調整とストレスパターンの解放を促す統合的アプローチです。動き、呼吸、イメージ、認知の再構築を組み合わせ、回復力(レジリエンス)を高めます。
詳しく知りたい場合はクリック✅
🇬🇧:SOMATIC STRESS RELEASE™ CERTIFICATE(The Embody Lab LLC)
SP(センサリーモータサイコセラピー)【トラウマ】
Sensorimotor Psychotherapy
創始者:Pat Ogden, PhD
創始年代:1980年代後半〜1990年代初頭
概要:SPは、言葉だけでなく身体の気づきを重視し、トラウマ体験に根ざした自動反応を安全に再処理するボディセラピー
カテゴリー:ボトムアップ
詳しく知りたい場合はクリック✅
🇯🇵:SPについて(日本 センサリーモーター サイコセラピー協会)
🇬🇧:ABOUT (Sensorimotor Psychotherapy Institute)
本 – 専門家向け
SSP(セーフ・アンド・サウンド・プロトコル)【PTSD、うつ病】
Safe and Sound Protocol
創始者:Stephen W. Porges, PhD
創始年:2011年頃
概要:SSPは、ポリヴェーガル理論に基づいた音響療法で、耳からの刺激により自律神経を安定させ、心身の安心感を高めるサウンドセラピー
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STAIR/NST(感情と対人関係の調整スキル・トレーニング/ナラティブ・ストーリー・テリング)【複雑性PTSD】
Skills training in Affective and Interpersonal Regulation followed be Narrative Story Therapy (STAIR Narrative Therapy)
創始者:Marylene Cloitre, PhD
創始年代:1990年代後半
概要:感情調整と対人スキルを養い、物語的アプローチでトラウマ体験を再構築する2段階の治療法
T
TF-CBT(トラウマ・フォーカスト認知行動療法)
Trauma Focused Cognitive Behavioral Therapy
創始者:Anthony Mannarino, PhD, Judith A. Cohen, MD, Esther Deblinger, PhD
創始年代:1990年代
概要:TF-CBTは、子どもや青少年、その家族を対象にしたエビデンスベースのトラウマ治療法で、トラウマ記憶の処理、感情調整スキル、認知の再構成、親子の関係修復などを含む構造化された短期療法です。
TFT(思考場療法)
Thought Field Therapy
創始者:Roger J. Callahan, PhD
創始年代:1980年代初頭
概要:概要(200文字以内):
TFTは、特定の経絡ポイントをタッピングすることで、感情的苦痛のもととなる「思考の場(Thought Field)」を調整し、ストレスや恐怖を短時間で軽減するエネルギー心理学の一種です。従来の認知療法と異なり、言語よりも身体とエネルギーにアプローチします。
カテゴリー:タッピング
TRE(緊張・トラウマ解放エクササイズ)
Tension & Trauma Releasing Exercises
創始者:David Berceli, PhD
創始年代:2000年代初頭
概要:TREは、自然な「振動(神経性振戦)」を引き出す身体エクササイズを通じて、深層筋肉に蓄積したストレスやトラウマ反応を解放する手法です。言語による処理を必要とせず、身体本来の回復力を活性化します。
TSプロトコール
創始者:杉山登志郎先生
創始年:2020年頃
概要:軽いタッチや動きを通じて、身体に残るトラウマの影響に働きかけるアプローチ。神経系の回復と心身の統合を促す。
詳しく知りたい場合はクリック✅
記事
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- 【トラウマを克服する画期的治療法】TSプロコトールとは何か
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本 – 専門家向け
- 発達性トラウマ症の臨床 単行本 – 2024/6/21
- TSプロトコールの臨床 解離性同一性障害・発達障害・小トラウマ症例への治療ー2023/2/17
- テキストブック TSプロトコール —子ども虐待と複雑性PTSDへの簡易処理技法ー2021/9/24
パルサー:TSP-T(日本で購入できるリンク)
TSM (トラウマセンシティブマインドフルネス)
Trauma-Senstive Mindfulness
創始者:David A. Treleaven, PhD
創始年代:2010年代後半
概要:トラウマ反応に配慮した安全なマインドフルネス実践法。回避や再トラウマ化を防ぎつつ、自己との穏やかなつながりを育む。
カテゴリー:マインドフルネス
詳しく知りたい場合はクリック✅
🇯🇵:TSMとは(Trauma Sensitive Mindfulness Japan)
🇬🇧:David+TSM(Trauma-Informed Education, LLC)